[メイン4] エリー : OP 吹雪の中にて
登場:私と立香ちゃん

[メイン4] エリー : 空は曇天、一歩進めば凍える吹雪だ。

[メイン4] エリー : そんな一般人ならとうに避難所へ行っているであろう気候の中、歩く2人の少女の姿があった。

[メイン4] 藤丸立香 : 「さ…寒いですね!」
もこもこコート着込んで前屈み全身

[メイン4] エリー : 「うふふ、大分着込んでるわね~♪」
金髪にリボンを付けた外見13歳程度の少女は、その情景に似つかわしくない薄いワンピースを着こなしていた。

[メイン4] 藤丸立香 : 「それで大丈夫なんですか…?いります?カイロ?」
雪沢山振ってるんならゴーグルとかも持ってくれば良かったあ…

[メイン4] エリー : 「うふふ、私熱はあまり感じない体質なの♡それにしても今回の任務、ラッキーだわ~♪」

[メイン4] エリー : 「こんな可愛いお嬢さんと一緒に過ごせるなんて……ね♡」

[メイン4] 藤丸立香 : 「うえっ?そ、そんな私かわいいかな…早々言われないんだけどそういうの…」
マシュの方が絶対可愛いしなあ…

[メイン4] エリー : 「あら自身を持ちなさいお嬢さん、特にその燃えるような瞳……いいわね♡」

[メイン4] エリー : 「っと!こういう話もいいけど任務もしないとね~」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっああ!はい!」
何だったんだろ今の…

[メイン4] エリー : 「支部長からの命令通り、今回の任務はFHの狙う遺産の回収ね♡」

[メイン4] エリー : 「この悪天候を生み出してるのがそれって訳♪私は昼間でも外に出られるからこのままでも良いんだけど~」

[メイン4] 藤丸立香 : 「遺産、ですか…レネゲイド関連勉強中で全然分かんないですけど」
「人じゃなくて、物って事で良いんですかね?」
昼間でも…?

[メイン4] エリー : 「そうね、基本は昔から存在するレネゲイドに感染した物品の事よ」

[メイン4] エリー : 「ただこの物品はね……"意思"を持つの♡」

[メイン4] 藤丸立香 : 「しゃ、喋ったり!?」

[メイン4] エリー : 「私も実物は見たことないんだけどね、モノが人を選んで契約をするのよ」

[メイン4] エリー : 「だから……喋ったりもあるかもね?レネゲイドは底の知れないウイルス……現に、RBという私達とお喋りするレネゲイドもあるぐらいだから♪」

[メイン4] 藤丸立香 : 「ほ、ほへ~…色々あるんですねえレネゲイドって…」
「それじゃあ今この状況は誰かが遺産を使っているって事なんですかね…?」

[メイン4] エリー : 「ん~、支部長から連絡されている通り、この状況は遺産自体の暴走が引き起こしてる感じね♪」

[メイン4] 藤丸立香 : 「そっかあ…んーとなると…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「さ、寂しかったり?」

[メイン4] エリー : 「へぇ、寂しい?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「はい、あの…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「遺産って…意志を持って契約をするんですよね?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「それも遺産側が選んで行う、だから…」
「契約相手が居なくて、寂しがってるのかな…って」
あ、あはは…と笑う

[メイン4] エリー : 「ふふ、あはは!」

[メイン4] エリー : 「だとしたら相当な寂しがりやさんね♡こんなに泣いてしまう程だもの♪」

[メイン4] 藤丸立香 : 「かもしれませんね!」
「探して、お話聞いてあげなきゃ…さぶぶ」
ちょっとだけ 震える

[メイン4] エリー : (遺産が寂しがっている……やっぱり、年頃の女の子は発想が柔軟というか……)

[メイン4] エリー : (素敵♡)

[メイン4] 藤丸立香 : 「?」
首かしげ

[メイン4] エリー : 「ふふ、何でもないわ♡それじゃあその寂しがり屋さんを早く見つけないとね?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「は、はい!頑張りましょー!」
丸まってるからちょっと元気ないえいえいおー

[メイン4] エリー : 「はい、えいえいお~!」

[メイン4] エリー :  

[メイン4] エリー :  

[メイン4] 藤丸立香 : 34+1d10 登場/リザレクト (34+1D10) > 34+9[9] > 43

[メイン4] エリー : 32+1d10 (32+1D10) > 32+1[1] > 33

[メイン4] 黒江 :  

[メイン4] 黒江 : middle「寂しがり屋を巡って」登場:出たい人

[メイン4] 黒江 : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+4[4] > 49

[メイン4] 黒江 :  

[メイン4] 黒江 :  

[メイン4] 黒江 :  

[メイン4] 黒江 : 吹雪が吹き荒れるこの街。

[メイン4] 黒江 : ざくざく、足音を鳴らしながらただ進んでいく。

[メイン4] 黒江 : ……寒い。
こんな寒い所に、来てしまった理由は……”任務”だから。それ以外、何もない。

[メイン4] 黒江 : ”遺産継承者”よしみで私が”遺産”を奪いに来たわけでもないし、ただ街を守ろうだなんて殊勝な考えでもない。
でも…任されたから、ここにいる。

[メイン4] 黒江 : それを拒んだら、痛むのは絶対に私だ。

[メイン4] 黒江 : FHはテロリスト組織。だからこそ、その刃が他人に向けられるか私に向けられるか。
その切り替わりは、私の仕事の出来で掛かっている。

[メイン4] 黒江 : だから、私は…流されるまま、言われるままに………

[メイン4] 黒江 : 「………」

[メイン4] 黒江 : 「……これでいいのかな、私…」

[メイン4] 黒江 : ぶつぶつ、呟きながら。

[メイン4] 黒江 : 《熱感知知覚》

[メイン4] 黒江 : 近くの人や、その痕跡がいないか、生命の灯りを確かめようとする。

[メイン4] 黒江 : すると。

[メイン4] 黒江 : 「うわあ…!?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「ひゃー視界が!視界がーーー!!!」
かがみ姿勢だけど、それでも確かの足を進めている

[メイン4] エリー : 「うふふ、頑張るのよ女の子♡」

[メイン4] 藤丸立香 : 「エリーさーん!居るよねー!エリーさー…」

[メイン4] 黒江 : 「えっわわわわわ!??!!?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あれ?」
横に居るのに前にも人がいる…

[メイン4] 黒江 : その声に、とまどい。
大きな声を上げて叫び声。

[メイン4] 藤丸立香 : 「えっあっ人!?この猛吹雪で大丈夫ですか!?」

[メイン4] エリー : 「あら、こんにちは~♪」

[メイン4] 黒江 : 《熱感知知覚》で表した炎の点りは、二つ。
考えごとしてて気づかなかった…!

[メイン4] 黒江 : 「え、あ…どうも…」
思わず、ぺこりと頭を下げ。

[メイン4] 藤丸立香 : 「ど、どうも」
ぺこぺこ

[メイン4] 黒江 : 「……じゃなかった、こんな所にいるのって…」
FHはあの時顔合わせた全員、なら……

[メイン4] 黒江 : 「……もしかして、UGN…ですか?」

[メイン4] エリー : 「……あらあら♪」

[メイン4] 藤丸立香 : 「へ?あっはいそうですUGNです!あれ?何で知ってるんですかね?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「えーっと秘密組織何だよね?一応」
エリーさんに

[メイン4] 黒江 : 唾を飲み込みかけるが、じっと二人を睨みつける。

[メイン4] エリー : 「ええ、一般人はまず知ってないと考えていいわ~♡」

[メイン4] 藤丸立香 : 「じゃ、じゃあ…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「イリーガルの人かな?」

[メイン4] 黒江 : 「……やっぱり…」
数は二人、こんな猛吹雪の中戦ったら……勝ち目はまず、ない…

[メイン4] 黒江 : 「…UGNとは違います」

[メイン4] 藤丸立香 : 「???」

[メイン4] 黒江 : 「私は、FHというものです……あなた達、UGNの敵、ですよ…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっじゃあ企業とかの人かな?他にもあったよね!レネゲイドの人が…え」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっ…」
流石に それの名前と
どういう物かは 知ってる

[メイン4] 黒江 : そう言いながら、手に武器を生み出し。
いつでも襲われたら、戦えるように。

[メイン4] 黒江 : 「…気づいたみたいですね」

[メイン4] 藤丸立香 : 「ちょ、ちょちょっと!タイムタイム!」

[メイン4] 黒江 : その顔を見て、そう返す。

[メイン4] 黒江 : 「え、あ……はあ」

[メイン4] エリー : にこにこしてる。

[メイン4] 黒江 : 思わず、そのタイムという言葉に肩透かしを食らう。

[メイン4] 藤丸立香 : あっ聞いてくれた…
前の時は 聞いてくれなかったんだけど

[メイン4] 藤丸立香 : 「え、ええっと…取り敢えず待って下さい!」
「その、吹雪の中だとお互い何かするのも難しいし…」
「長引く程無関係な人への被害もひどくなっちゃうから…」

[メイン4] 黒江 : ……あれ、この人たち……戦わない…
いつもなら、散々エフェクト攻撃してるのに…

[メイン4] 黒江 : 「あ……う、うん」

[メイン4] 黒江 : その言葉に、取りあえずは生み出した武器を消失させて。

[メイン4] 黒江 : 「…襲わない、んですね…」

[メイン4] 藤丸立香 : ほっとして
「と、取り敢えずお話し合いを…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「へ?」

[メイン4] エリー : 「そちらが襲ってくればこちらもすぐに対応するわよ~♡」

[メイン4] 黒江 : 「い、いえ…私は、勝ち目もないし…」

[メイン4] 黒江 : 「戦いたくもないですから」
「…いつもなら、UGNは敵だー!って襲ってくる…のに……」

[メイン4] 藤丸立香 : 「そ、その!いきなり攻撃とか!しないので!」
そもそも私は出来ません!

[メイン4] エリー : 「ふふ、可愛らしい女の子にいきなり襲い掛かる程野蛮ではないから♪」

[メイン4] 黒江 : 「……」

[メイン4] 黒江 : その言葉に、少し驚いたような表情を見せたが。

[メイン4] 黒江 : 「……まあ、警戒は…一応しておきますけど」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっはい」
寒くて丸まってる

[メイン4] エリー : ……姿なき声を発動する。

[メイン4] エリー : 〈立香ちゃん、聴こえてる?〉

[メイン4] 藤丸立香 : 〈うえっあっはい!〉
つい視線が動いてる

[メイン4] 黒江 : 不審がる様に首をかしげている。
ただ攻撃しようとするそぶりもない。

[メイン4] エリー : 《あまり視線は動かさないように♡彼女はFH……隙を見て、無力化しましょう》

[メイン4] 藤丸立香 : 《は、はあ…どうしてですか?》

[メイン4] エリー : 《あら、私達はUGNで彼女はFHよ?理由はそれだけで充分じゃない?》

[メイン4] 藤丸立香 : 《…??》

[メイン4] 藤丸立香 : 《え、ええとだって…まだこの人何もしてないですよ?》

[メイン4] 藤丸立香 : 《聞きかじった知識ですけど、お巡りさんって》

[メイン4] 藤丸立香 : 《その人が将来絶対悪い事をするって決まってても》
《悪い事をするまでは逮捕しちゃ行けない…って》
《悪い事をする証拠が無いと逮捕しちゃダメなんだって》

[メイン4] 藤丸立香 : 《私はまだこの人が悪い事をしたのを見ていないし》
《悪い事をする証拠も無いから、どうにもならないんじゃないかなって思います》

[メイン4] 藤丸立香 : 《それに…その…》

[メイン4] 藤丸立香 : 《UGNである事は理由にならないと思うんですよね》

[メイン4] エリー : 《なるほど?》

[メイン4] 藤丸立香 : 《私はUGNの事をよく知りませんけど…》
《ええっと…》

[メイン4] 藤丸立香 : 《悪い人を捕まえる事は別にUGNの思う正義では無いんじゃないですか?》

[メイン4] 藤丸立香 : 《た、確か…共存、でしたよね…UGNって》

[メイン4] 藤丸立香 : 《だから…FHだ レネゲイドだ 確保 っていうのは》

[メイン4] 藤丸立香 : 《共存でも何でもなくって》

[メイン4] 藤丸立香 : 《ただの…UGNでしか無いんじゃない…かな…って》

[メイン4] エリー : ふぅ……と息を吐く。
《UGNとFHは敵対関係にあり、しばしば命のやり取りをする……これは事実よ》

[メイン4] エリー : 《何かが起こってからでは致命的なパターンが多すぎるの……》

[メイン4] エリー : 《ただ、そうね……》

[メイン4] エリー : 《今回はこちらが複数で人数差がある事》

[メイン4] エリー : 《彼女に咄嗟の攻撃の意思も見えなかった……》

[メイン4] エリー : 《……今の所は観察、という事にしておきましょうか♡》

[メイン4] エリー : 《ただ、これだけは忘れないで》

[メイン4] エリー : 《彼女はFH……世界でテロや犯罪を起こす組織の一員という事は、ね》

[メイン4] 藤丸立香 : 《ありがとうございます!》
《あ、でも敵対関係、の部分は私…分かってるつもりです!》

[メイン4] 藤丸立香 : 《もう殺された事あるので!》
《それでは!》
黒江に駆け寄る

[メイン4] 黒江 : 「……お話しは、終わり…えっ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あれっバレてた…?」
あ、アハハ~と手を後ろに頭をかく

[メイン4] 黒江 : 黙った二人を、警戒しつつ見ていたが。
突然駆け寄られて声を上げる。

[メイン4] 黒江 : 「まあ、気づいてたけど…それより、ど、どうしたんですか!?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「一緒に居て良いみたいです!」
「えっと…貴方の目的は分かんないですけど…取り敢えず同行しませんか?」

[メイン4] 黒江 : 私…FHって言ったよね…?
テロリストに近寄るなんて、怖くない…?

[メイン4] 黒江 : 「え、なんで…?」

[メイン4] 黒江 : ぐいぐい押しやられ、思わず声をかけて。

[メイン4] 黒江 : 「…私が途中、裏切って襲う…とか考えないの?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「それでも、大丈夫かな…って!」

[メイン4] 黒江 : 「……だい、じょうぶ…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「結局その場合でも斬られるのは多分私だけだから…」
「なら自己責任って事で痛い目を見ようと思います!」

[メイン4] 黒江 : 「……あ…」
”自己責任”、あのFHの人にも言われた言葉を持っている…この人は。

[メイン4] エリー : 「あはは♪斬られるような状況にはしたくないわね~♡」
後ろからツッコむように。

[メイン4] 黒江 : この人も…その覚悟がある。

[メイン4] 黒江 : 「……どうして、そこまで言い切れるの?」

[メイン4] 黒江 : 「そうやって…”自己責任”、だなんて……自分が傷つくことが、怖くないの?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「怖いよ?怖い、すっごく怖い」
「今だって…怖い」

[メイン4] 藤丸立香 : 「でも」

[メイン4] 藤丸立香 :
「私じゃなくて」

[メイン4] 藤丸立香 :  アナタ
「誰かが傷つく方が嫌だから」

[メイン4] 黒江 : 「……」

[メイン4] 黒江 : 口がぽかん、と空いて。

[メイン4] 藤丸立香 : 「あ、あれ…」

[メイン4] 黒江 : 怖くても、私のために…
他人の事を考えられる、”自己責任”がある…

[メイン4] 黒江 : 「…同行、だったよね」

[メイン4] 黒江 : 「……途中まで、”遺産”をどうするのかまでは、同行しても…大丈夫」

[メイン4] 黒江 : 敬語を止めて、口調が柔らかなものになる。

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっ遺産!そっちも知ってたんだ!うん!お願いします!」
深く一礼!

[メイン4] 黒江 : 「あ、こちらこそ、よろしくお願いします…」
ぺこり、合わせるように頭を下げて。

[メイン4] エリー : 「ふふ。よろしくね~、可愛らしいお嬢さん♡」

[メイン4] 黒江 : 「……えっと、その……あなた自身はいいんですか?」
エリーへと、声をかける。
私という危険分子が混じることを、認められるのか。

[メイン4] エリー : 「ええ、何かあれば動くだけだから♪」

[メイン4] エリー : 「それに……」

[メイン4] エリー : 「私、宝石には弱いのよ♡」

[メイン4] 黒江 : 「…な、なるほど…?」
どこか掴めないような人だ、この人は要注意、かも…

[メイン4] 黒江 : 「…じゃあ、その…私は、黒江」

[メイン4] 黒江 : 「……短い間だけど、一応」

[メイン4] 黒江 : そう言って、足を前へと向ける。

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっはい!」
「私は…えっと…」
こ、コードネーム…なんだっけ…

[メイン4] 藤丸立香 : あっ…前に居た支部から名前を取って…

[メイン4] 藤丸立香 : 「か、『カルデア』です!」

[メイン4] 黒江 : 「『カルデア』……うん、よろしくね」

[メイン4] 黒江 : ちら、エリーの方も見て。

[メイン4] エリー : 「ふふ、自己紹介どうも♡」

[メイン4] エリー : 「私はコードネーム『ドッグローズ』、よろしくね?」

[メイン4] エリー : 「あ、犬じゃないわよ?」

[メイン4] エリー : 「うふふふふ♡」

[メイン4] 黒江 : 「犬薔薇……?」
イマイチピンと来ていない顔をしつつ。無知をさらしただけではあるが。

[メイン4] 黒江 : 「……『ドッグローズ』さんも、また…よろしくお願いしますね」

[メイン4] 藤丸立香 : 「よーし!それじゃ…遺産探し頑張りましょう!」
「吹雪、止むと良いですね!」

[メイン4] 黒江 : 「見つかってどうにかしたら…止まるんじゃないかな……」
と返しながら。

[メイン4] 藤丸立香 : 「ど、どうにか…うん…」
こうにか

[メイン4] 黒江 : どうにか、それは…破壊、契約。
色々手段はあるけど……

[メイン4] 黒江 : ……まだ、それを決めるよりは……

[メイン4] 藤丸立香 : 「それじゃ…改めて歩いて探そっか!」
「結構話し込んじゃったし、他の人見つけちゃってるかも…?」

[メイン4] エリー : 「あ、そうだ黒江さん……」

[メイン4] 黒江 : 「それなら、それでいいかな…」
と言いかけたところで、ふとエリーへと振り返る。

[メイン4] 黒江 : 「…私ですか、なんでしょう?」

[メイン4] エリー : 「ふふ♡私達は一時的に同行するとはいえあくまでUGNとFH……」

[メイン4] エリー : 「この少しの間だけ、お互いに"繋がる"というのはどうでしょう♡」

[メイン4] 黒江 : 「つながる」

[メイン4] 黒江 : 聞きなれない言葉に、頭にはてなマークが浮かぶ。

[メイン4] 黒江 : 「えっと…協力することは決めましたから構いませんけど……”繋がる”って、どういう…?」

[メイン4] 黒江 : 首を傾げながら。

[メイン4] エリー : 「そうね……親指の腹を出して貰えるかしら?」

[メイン4] エリー : 自身も同じ様に指を見せながら言う。

[メイン4] 黒江 : 「は、はぁ…」
困惑気味に、けれど言われた通りに親指をエリーへと向ける。

[メイン4] エリー : 片手でポーチを取り出し、細い針を取り出す。
取り出した針を自身の指に刺し……つぅ……と少量の血が飛び出す。

[メイン4] エリー : 同じ様に、彼女の指にも軽く針を刺す。
必要以上に傷つけないように最低限だ。

[メイン4] 黒江 : 「!? ……っ、ぅ」

[メイン4] 黒江 : 痛みはそこまで感じなかったものの、突然の行動に疑問符を。
しかし、様子を見守っていて。

[メイン4] エリー : 「ん……痛かった?ごめんね~」

[メイン4] エリー : そして、彼女の指と自身の指を擦り合せる。まるで血を交換するように……

[メイン4] 黒江 : 「…私が臆病なだけなので…」
そのまま、血同士が混ざり合い。

[メイン4] 黒江 : 「…これは、ブラムストーカーの?」
自らの血を見ながら、彼女へと言葉を投げる。

[メイン4] エリー : 「……どう?感じる?」
この儀式を行った対象は、お互いの居場所を感じる事が出来るようになる。

[メイン4] エリー : 「ええ、その通りよ♪物知りさんね♡」

[メイン4] 黒江 : 「一応、それなりには…」

[メイン4] 黒江 : どこにいるかが何となく、彼女の居場所が伝わる。

[メイン4] 黒江 : そしてこれをするという事は…逆もまた然りという事…

[メイン4] 黒江 : 「あなたの場所も…しっかり伝わってきますよ…抜け目ないですね」

[メイン4] 黒江 : 『カルデア』とは違い、こちらを信用していないという面が見えるような。
テロリストには変わりないんだから、当然か……

[メイン4] 藤丸立香 : きょろきょろ
なにもわかっていない!

[メイン4] エリー : 「ふふ、人よりすこしだけ長く生きてるだけから♡」

[メイン4] エリー : 「立香ちゃ~ん!そろそろ行きましょうか~!」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっ終わりましたか!?」
「…って」

[メイン4] 藤丸立香 : 「名前ーーーーー!!!!」

[メイン4] 黒江 : 「えっ…あ…」

[メイン4] 黒江 : 「……私もその……名前、言っちゃったから…おあいこで…」

[メイン4] エリー : 「あ、あら~~🌈」

[メイン4] 藤丸立香 : 「じゃ、じゃあもう言っちゃうね!」

[メイン4] 藤丸立香 : 「藤丸立香です!高校生です!」
「あ、アラタメテヨロシクオネガイシマス」

[メイン4] エリー : 「私だけ隠してもしょうがないわね~、私はエリーよ♡」

[メイン4] 黒江 : 「えっと…うん…同じく高校生だね…CNは『黒羽根』だから」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あ、FHにも高校生って居るんだあ…って貴方のそれコードネームじゃないんだ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「でも、お互い隠し事が一つ減って良かった!」

[メイン4] 黒江 : 「……ふふ、隠し事を気にするなんて……」

[メイン4] 黒江 : 「藤丸さんは、今まで会ったことない人です…」

[メイン4] 黒江 : そう言って、吹雪をもう一度見つめる。
この先にあるでろう物を見つめるため。

[メイン4] 藤丸立香 : にんまりと 笑顔を見せて

[メイン4] 藤丸立香 : 「行こう!」

[メイン4] 藤丸立香 :  

[メイン4] ヴェンデッタ :  

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……はぁ」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「依頼したはいいけれど、サスケ、上手くやれるかしら…?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 彼はかなり寡黙な男だ
解決のために呼び寄せられたのが彼だけだったのは誤算であり、イマイチ頼れないのだが…

[メイン4] ヴェンデッタ : まあ、上手くやると信じるとして

[メイン4] ヴェンデッタ : 「エリカ、だったわね」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「あの娘、私には被虐性愛者の一種に見えたけど、サスケにはどう見えたのかしら……?」
歩きながら、そもそもの始まりを振り返る

[メイン4] ヴェンデッタ : 今回の依頼を始めた原因は、件のエリカの事件をヴェンデッタが聞き及んだ所から始まった

[メイン4] ヴェンデッタ : 一人の支部長が連続で悲劇に見舞われ、挙句行方不明、次に見つかった時はFH……と

[メイン4] ヴェンデッタ : 「わけがわからなかったのよねぇ」

[メイン4] ヴェンデッタ : どうにも不明瞭な点が多く、知りたいという目的に共感できなくもなかったが…

[メイン4] ヴェンデッタ : 「なら、FHじゃなくてもいいわよね」

[メイン4] ヴェンデッタ : そう思い立ったが吉日

[メイン4] ヴェンデッタ : 手柄の為、そして興味の解決の為
“UGN“に貸しが作れる

[メイン4] ヴェンデッタ : なんてお題目で依頼費をまんまと上司に押し付け、事を始めたが……

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……はぁ」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「後でサスケ越に聞くしかないわね」

[メイン4] ヴェンデッタ : トボトボ白銀の園を踏み散らしていると…

[メイン4] ヴェンデッタ  : シーン「もしかして:遭遇」登場:自由

[メイン4] ヴェンデッタ  : 49+1d10 登場/リザレクト (49+1D10) > 49+5[5] > 54

[メイン4] 黒江 : 49+1d10 登場/リザレクト (49+1D10) > 49+3[3] > 52

[メイン4] 藤丸立香 : 46+1d10 登場/リザレクト (46+1D10) > 46+7[7] > 53

[メイン4] エリー : 36+1d10 (36+1D10) > 36+4[4] > 40

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……あら」

[メイン4] ヴェンデッタ : ばったりと、一団に遭遇する

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっ!『アルテミス』さん!!…で良いよね?」

[メイン4] 黒江 : 「……あれ、知り合いなの?」

[メイン4] 黒江 : CNらしき言葉を掛けた藤丸にそう言う。

[メイン4] 藤丸立香 : 「ええっと、UGNじゃないんだけど、一緒に遺産探しをしてる人だよ!」
「手分けしてたんだー!」

[メイン4] 藤丸立香 : 「…でも『アルテミス』さんも一人?」

[メイン4] 黒江 : 「へえ……」
他の組織の手を借りるなんて、UGNもそれだけ必至って事かな…

[メイン4] ヴェンデッタ : 「ええ、依頼を出し相手がいたんだけれど、逃げられたの」

[メイン4] 藤丸立香 : 「にげられた」
ぽかん

[メイン4] 黒江 : 「え、ぇえ…」
なんでそんな事に…

[メイン4] エリー : 「あらあら、それは哀しいわね♡」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「で、貴女達は……」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「UGN、UGN」
エリー、藤丸と指差し

[メイン4] ヴェンデッタ : 「FHね」
最後に黒江を指さす

[メイン4] 黒江 : 「あー……バレてる、か…」
目をそらそうとするが、その指に目が止まる。

[メイン4] ヴェンデッタ : 「なんで、FHとUGNが仲良くピクニックしてるのかしら?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「仲良くなったからです!」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……」

[メイン4] 黒江 : 「あ、あははは……」

[メイン4] エリー : うふふ~♡と笑っている。

[メイン4] ヴェンデッタ : 「そう、それで……“遺産”に対して、まさかそのままで対処する気?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「大丈夫です!分かってます!」
「FHである事も、今やってる事が危ない事だっていうのも」

[メイン4] 藤丸立香 : 「はい!遺産をどうにかするまでって約束なので!」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……後ろから襲われて、遺産を奪われたらどうするつもりなの?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「彼女はテロリストでしょう?」

[メイン4] 黒江 : 「……」

[メイン4] 藤丸立香 : 「その時は、私以外の誰かが何とかしてくれるかな…って」
「でも…黒江ちゃんを何とか出来るのは、私だけなのかなって思ったから」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……つまり、他人任せ」

[メイン4] 黒江 : 「……まあ、私は…上に言われてここに来たけど、テロリスト、ではあるからね」
…嫌々ながら、でもあるけど。

[メイン4] 黒江 : 「……藤丸さん…」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「挙げ句の果てに職務放棄」
「……というか、過程の話をするけれど」

[メイン4] 藤丸立香 : 「はい、他人任せ」
「だってこの状況の是非だって、黒江ちゃん次第だからね…」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「貴女しかいなかったら、どうするつもりだったの?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「同じ事やってたかな…?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「………」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「そう」

[メイン4] 黒江 : 「え……私次第…なの…?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「貴女、この街の事はどうでもいい口だったの?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「え、うん そうだよ?」
「だって、私貴方が裏切るかどうか何て分かんないから」

[メイン4] 藤丸立香 : 「私が間違えたかどうかの結果って…貴方次第何だよね」

[メイン4] 藤丸立香 : 「街の事は大事に決まってるじゃないですか」
「それと黒江ちゃんが何か関係あるんですか?」

[メイン4] 黒江 : 「………」
それほどまでに、私を…信じている。
”裏切らない”、なんて…

[メイン4] 黒江 : それは…やっぱり、今まで会った人にそんな事言われたことない。
”裏切者”になるなら、殺されるだけだと…

[メイン4] 黒江 : 「……あなたの責任が、私に掛かってる…んだね」
藤丸に言いつつ、ヴェンデッタへと向き直る。

[メイン4] ヴェンデッタ : 「…そうなるのかしら」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「もしもFHの貴女が裏切って、そこのおめでたい人が死ねば。それは全部そっちの人の責任」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「警戒すべき相手を警戒せず、曖昧な確証でもって市民の命を投げ出した……」
「そう語られていくでしょうね」

[メイン4] 黒江 : 「………ッ」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「何か違う?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「テロリストを進んで続ける者、警戒して当然よ」

[メイン4] 黒江 : 「…そう、ですね……嫌々ながらでも、”組織”からしたら変わらない。同じテロリスト…だから…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「黒江ちゃんも市民じゃん」

[メイン4] 藤丸立香 : 「高校生何だってさ、私と一緒で」
「学年までは聞いてないけど」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「ええ、けれどその他大勢の者はテロリストですらない」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「オーヴァードでもなければ、秘密結社にも関わってない」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「そんな大勢を脅かすのと、テロリスト一名に対して当然の対応をする事」
「どっちが正しいか、なんて明白よね?」

[メイン4] 黒江 : 「……」
藤丸さんの、その言葉で……伝わる。彼女の信頼が、私に寄せられていることに……

[メイン4] 藤丸立香 : 「だから、何?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「オーヴァードであって、FHである」

[メイン4] 藤丸立香 : 「それだけじゃん」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「………」

[メイン4] 藤丸立香 : 「肩書じゃないんだよ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「その人が何をしたか、何をしてきたかなんだ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「私は『カルデア』じゃなく藤丸立香として、そう思うよ」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「なら、もう充分じゃないの」
「進んでテロ組織に居続け、仕事もこなして来たんでしょう?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「彼女が“自分”で選んだ結果が今じゃない」

[メイン4] 黒江 : すごい、こんな人にビシバシと…自分の思ってる事を伝えられるなんて…

[メイン4] 藤丸立香 : 「何でそんな事分かるの?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「簡単よ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「私まだFHに居た事しか聞いてないよ?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「…」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「仕事しない奴を、置いておくわけないじゃない」

[メイン4] 藤丸立香 : 「反論してあげるよ」

[メイン4] 黒江 : 「……」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「どうぞ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「『私』」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「はぁ?」

[メイン4] エリー : 「は~い!皆!」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……ああ、そういえば貴女もいたわね」

[メイン4] 黒江 : ぱちり。
その声で、思考の海から戻される。

[メイン4] 藤丸立香 : 「ほあっ」
顔がゆるくなる

[メイン4] エリー : 「今口論をするのも良いけど、私達の最大の目標は何だったかしら?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「貴女達は遺産の確保、私は……企業秘密ね」
ニコニコと答えを返す

[メイン4] エリー : それと同時に、ヴェンデッタに《声無き声》を飛ばす。

[メイン4] 藤丸立香 : 「…」
肯定の沈黙

[メイン4] 黒江 : 「企業、秘密……」
全部が全部、仲間じゃないんだ……

[メイン4] エリー : 《FHの彼女には現在、血の兄弟によるマーキングが機能しているわ》

[メイン4] ヴェンデッタ : 《……ブラムストーカーってわけ》

[メイン4] エリー : 《ふふ、ご明察♡ 少なくとも逃走をされても追いついて保護するのは簡単よ。秘策もあるし……ね♡》

[メイン4] エリー : 《今この場で暴れだしたとすれば……私には頼もしい味方が2人もいるんですもの♪》

[メイン4] ヴェンデッタ : 《……色々確認したいけど、今はそれで妥協するわ》

[メイン4] ヴェンデッタ : 《ところで、この娘、どうするかもう決めたの?》

[メイン4] エリー : 《あら、それを決めるのは……》

[メイン4] エリー : 《彼女、だと思うわよ?》

[メイン4] エリー : そういって、藤丸の方をチラリ、と見る。

[メイン4] 藤丸立香 : 「!」
ぴくっと

[メイン4] ヴェンデッタ : どうなの?
とでも言いたげに視線を向ける

[メイン4] 藤丸立香 : 「…………」

[メイン4] 藤丸立香 : 私に会話届いてないので取り敢えず険しい顔でサムズアップ

[メイン4] ヴェンデッタ : 《………》

[メイン4] 黒江 : 「……?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「ねえ、話し合いって知ってる?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「っ!はい!」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「決めておきましょう」
「そこのFHの娘をどうするのか」

[メイン4] 藤丸立香 : 「え、ええと…うん…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「うん?」
言われてみれば考えてなかった

[メイン4] 黒江 : 「あ、っ……私、ですか」

[メイン4] 藤丸立香 : 「と、取り敢えず戦うのは嫌で…!」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「そう」

[メイン4] 藤丸立香 : 「これを聴いてるのは、その後!って事ですよね」

[メイン4] 黒江 : 「……その後」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「そう」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「もしも遺産に関する案件で、その娘が裏切らなかったとして…」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「一体全体どうする気?」

[メイン4] 黒江 : 考えてなかった。
…いつものように、また…流されるように。

[メイン4] 藤丸立香 : 「う、うーん…うーん…」

[メイン4] 黒江 : 「…私はFHから抜けられない」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「何故?」

[メイン4] 黒江 : ぴく、とその言葉で体が震えて。

[メイン4] 黒江 : 「………恐ろしいから」

[メイン4] 黒江 : そのまま、息を少し吸い込んで。
凍るような冷たさに凍えながら。

[メイン4] ヴェンデッタ : 「なら、どうしたらいいかしらね?」

[メイン4] 黒江 : 「……一度FHから逃げたことはあるんです」

[メイン4] 黒江 : 「その結果は、見ての通り……」
自虐気味にへらり、と笑って。

[メイン4] ヴェンデッタ : 「それはそうよね、“あんなの”がいるんだし」ルシファーを思い浮かべながら

[メイン4] 藤丸立香 : 「怖いよね」

[メイン4] 藤丸立香 : 「分かるよ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「私も」

[メイン4] 藤丸立香 : 「今」

[メイン4] 藤丸立香 : 「怖い」

[メイン4] 藤丸立香 : 「敵だった人が味方になって」
「味方だった人が敵になるんだから」

[メイン4] 藤丸立香 : 「すっごく すっごく怖い」

[メイン4] 黒江 : 「……あなたも、怖い…」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……怖い、が理由かぁ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「うん、ずっと怖い」
「それでも」

[メイン4] 黒江 : ぽつり、隣にいる彼女に顔を向けて。

[メイン4] 藤丸立香 : 「貴方と一緒に居ないって選択肢は取れなかった」

[メイン4] 藤丸立香 : 「だって貴方…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「寂しそうだったから」

[メイン4] 黒江 : 「え…」

[メイン4] 黒江 : 「…寂しそう」

[メイン4] ヴェンデッタ : 立ち上がると、そのまま歩いて行く

[メイン4] 藤丸立香 : 「あ…」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「じゃあ、後は何とかしてあげなさい」

[メイン4] 黒江 : 「……」

[メイン4] 藤丸立香 : 「待って、私」

[メイン4] 藤丸立香 : 「怒ってる」

[メイン4] 藤丸立香 : 「何だっけ、貴方の目標 秘密だっけ?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「そう」

[メイン4] 黒江 : 「……」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「私はそんなに怒ってないけれど、どうしたの?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「仲間に正確に何も伝えず」
「仕事してないのはどっちさ」
「何をどう思って市民の命とか語ってたのさ」
「今まで何してたのさ」

[メイン4] 藤丸立香 :  ・・・・・・・・・・・・・・・
「トボトボ雪道でも踏み散らしてた?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「ええ、そうなるかしら」

[メイン4] エリー : 「立香ちゃん」

[メイン4] 藤丸立香 : 「…はい」

[メイン4] エリー : 「……彼女はね、私達が守るべき一般の日常の事を考えてああ言ったのよ」

[メイン4] エリー : 「あなたの思いはとても情熱的……でもね、彼女の気持ちも分かってあげてもいいんじゃないかしら?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「…はい」

[メイン4] 藤丸立香 : 「ごめんなさい」

[メイン4] エリー : 「うふふ、熱いのは子供達の特権♡少しずつ色んなものを見ていきましょうね♡」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……そうね、説教臭かった分のお詫びだけはしておこうかしら」
「来た理由は……仮にAさんとするけど、その人の勧誘よ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「勧、誘…」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「そう」

[メイン4] 藤丸立香 : 「…お互い、全部 全部」
「上手く行かせましょう!」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「そうね、多分……まあ、上手く行くわ」

[メイン4] 藤丸立香 : にっと笑って 何の憂いもないサムズアップ

[メイン4] ヴェンデッタ : 「それじゃあ、頑張ってね。無事に終わったら花でも贈らせてもらうわ」

[メイン4] 黒江 : 「……あはは…」
そのサムズアップはなんだか…自分も励まされたような気がして。

[メイン4] エリー : 「うふふ♡」
なんとなしに自分もサムズアップする。

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……なんていうか、似た人とよく会う日だったわね」そんな事を呟きながら、雪道を歩き去って行く

[メイン4] 黒江 : 釣られて、サムズアップを返して。

[メイン4] ヴェンデッタ : ……あの動き、真似てあげた方が良かったのかしら?

[メイン4] ヴェンデッタ : 手の中で小さく作り、向けようかと振り向いてみたが……

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……嫌味しか言えない小姑もどきなんて、お呼びじゃないわね」

[メイン4] ヴェンデッタ : 自嘲して微笑むと、指の形を解いて
手を振り……今度こそ、立ち去った

[メイン4] エリー : 「さ、私達も行きましょうか♡」

[メイン4] 藤丸立香 : 「うん!」

[メイン4] 黒江 : 「……はい」

[メイン4] 藤丸立香 : 「黒江ちゃん!」

[メイン4] 藤丸立香 : 「信じてるから!」

[メイン4] 黒江 : 「……あ…」

[メイン4] 黒江 : 「……覚えては、おくね」

[メイン4] 藤丸立香 : 「うんっ!」
駆け出す

[メイン4] 黒江 : ……その”信頼”は、ちっぽけな羽根の私には重いもの、だけど。
でも、私が知らない重さだった。

[メイン4] 黒江 : そんな、まだ”灰色”の顔で藤丸へとあとを追おうと…

[メイン4] エリー : 「黒江ちゃんっ♡」

[メイン4] 黒江 : 「ひゃい…!?」
びくり、そしてぎぎぎと体を180度曲げ…声のした方に。

[メイン4] エリー : 「あなたも貫き通せるもの……光り輝く宝石が出来ると良いわね♪」

[メイン4] 黒江 : 「……宝石、ですか…」

[メイン4] エリー : それだけ言って、にこにこと優雅に藤丸を追い掛け歩き出す。

[メイン4] 黒江 : 「………」

[メイン4] 黒江 : その言葉を聞いて、自らの”祈りの造花”
花の宝石を見つめながら。

[メイン4] 黒江 : 輝いていないソレを手にして、その後を追った。

[メイン4] 黒江 :  

[メイン4] 黒江 :  

[メイン4] 黒江 :  

[メイン4] 藤丸立香 : middle 『Unknown Hello...?』 登場:私と誰か

[メイン4] 藤丸立香 : 53+1d10 登場/リザレクト (53+1D10) > 53+10[10] > 63

[メイン4] 藤丸立香 :  

[メイン4] 藤丸立香 : 猛吹雪!埒が明かない!

[メイン4] 藤丸立香 : 戦闘が出来るらしいエリーさんが 念の為黒江ちゃんと一緒
手分けしての、さらなる手がかりの捜査中 なのですが…

[メイン4] 藤丸立香 : 「あれ…どこ…?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あれ~?皆~!」
声を上げども 返事は無かった

[メイン4] 藤丸立香 : 「うっそ逸れた…?連絡先交換はしてたから…」
携帯を、取り出そうとして

[メイン4] : 吹雪が、さらに強くなる。
目前にあるのは猛吹雪の影響で、裏口が壊れた廃ショッピングモール。
風がない分、中に入れば体感気温は多少上がりそうだった。

[メイン4] 藤丸立香 : 「…あ」
中で、待ってよっかな

[メイン4] 藤丸立香 : 大きいし目立つから、集合場所にもなる
うんうん 合理的って奴だよね!

[メイン4] 藤丸立香 : 「お、おじゃまします…」
いやでもちょっと怖いな…

[メイン4] : 中は案の定人気がないが、ガラス張りの吹き抜け天井から光がさしている。モールの中にまで入ってしまえば、もう風はなかった。

[メイン4] : しんと静まり返ったショッピングモールの大回廊は、さほど汚れてもいない。
少し埃は積もっているが、外に比べたら全然マシだ。

[メイン4] : 植木鉢の観葉植物は全て造花やレプリカであるため、朽ちることもない。
寒気に閉じ込められた、凍てついた宮殿は、雪に吸われて音も響かない。

[メイン4] : フローリングに響く足音も、どこか控え目だった。

[メイン4] 藤丸立香 : 「うっひゃあ~…いつ頃から何だろ…」
あ、50円入れたら動く奴だ 子供の頃乗ったなあ

[メイン4] 藤丸立香 : 「んーフードコートみたいな所なら座りつつ集まれるかな…?」
あ この中に遺産が…?なんてくだらない事考えつつ

[メイン4] 藤丸立香 : 歩く 歩く

[メイン4] : フードコートは案の定閉鎖されておらず、ソファや椅子がそのまま残されていた。
店舗は一昔前流行ったチェーン店と、最近でも見る店の両方が混在している。

[メイン4] : 無論、どちらも店舗に人はいない。

[メイン4] : しかし。

[メイン4] : ……中央のソファに、人影がある。

[メイン4] : 白髪の女。

[メイン4] : 腰まである髪をそのまま流したその女は、ワンピースの上に一枚カーディガンを羽織っているだけ。

[メイン4] : その女は、すやすやと眠っていた。

[メイン4] 藤丸立香 : 「えっ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「ええっ!?ちょちょちょ」
上着即座に脱いで駆け寄る

[メイン4] 藤丸立香 : 「これアレだよね!寒すぎて眠くなるやつ!!!」

[メイン4] 藤丸立香 : 「起きて下さい!寝たら死にます!!死にますよ!!!」
上着を布団のようにかぶせて

[メイン4] : 「ん、んん……」

[メイン4] : 掛けよる少女の声に、女は眠そうな返事を返して。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「おはよう、ございます」

[メイン4] マスタースラッシュ : 目を、開いた。

[メイン4] マスタースラッシュ : 光を返さない、灰色の目。

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっはい!おはようございます!」
「大丈夫ですか!?身体冷えてますって絶対!」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「大丈夫です」

[メイン4] マスタースラッシュ : にこりと微笑んで、スカートを軽く直して座り直す。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「そちらも、寒くありませんか?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「えっ私?」
「外よりはまあ…」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「なるほど」

[メイン4] マスタースラッシュ : 頷いてから、窓の外を見て。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「道理ですね」

[メイン4] マスタースラッシュ : また、静かに笑った。

[メイン4] 藤丸立香 : 「うん!すっごい寒いんだよ外!」
「…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「いや貴方は!?」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「私は大丈夫です」

[メイン4] マスタースラッシュ : にこにこと笑う。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「ただ、お腹がすきました」

[メイン4] 藤丸立香 : 「ほ、本人はそういってもさ…!ほら何だっけ!寒いのに熱くなる奴とかあるじゃん!」

[メイン4] 藤丸立香 : 「えっあっじゃあ何か買ってくるね!」
壊れたフードコートに駆け寄ろうとして

[メイン4] 藤丸立香 : 「ここ潰れたんだったーーー!!!」
Uターン

[メイン4] マスタースラッシュ : 「あははははは」

[メイン4] マスタースラッシュ : 少女の様子をみて、女は楽しそうに笑って。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「面白い方ですね、アナタ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「えっありがとう!」
なんか無いか何か無いかゴソゴソ

[メイン4] 藤丸立香 : 「あったっ!」
吹雪の中だから温まったりカロリー取れるらしいチョコバー!

[メイン4] 藤丸立香 : 「はい!」
あげる

[メイン4] マスタースラッシュ : 「!」

[メイン4] マスタースラッシュ : 貰ったチョコバーを、しげしげと見つめて。

[メイン4] マスタースラッシュ : ちまちま食べ始める。

[メイン4] マスタースラッシュ : 笑顔で。

[メイン4] 藤丸立香 : 「…ふう」
私も食べよ…ゴソゴソ

[メイン4] 藤丸立香 : パクパク…

[メイン4] 藤丸立香 : パク…

[メイン4] 藤丸立香 : 「貴方誰…?」
今更だ

[メイン4] マスタースラッシュ : 「上泉小太郎です」

[メイン4] マスタースラッシュ : チョコバーを食べ終えて、小首を傾げ。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「アナタは?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あ、えっと…藤丸立香です」
(泉小太郎なら長野の人だと思うけど違うかな…)
一般人だと思ってる

[メイン4] マスタースラッシュ : 「藤丸さんですか」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「ありがとうございます、美味しかったです」

[メイン4] マスタースラッシュ : そういって、深々と頭を下げて。

[メイン4] 藤丸立香 : 「えっあっうん、こちらこそ」
ペコペコ

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっあの…今すっごい吹雪があるので…もうすぐとめ…」
「や、止む!止むと思います!なのでそれまで留まっておいた方が良い、かも?です」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「なるほど」

[メイン4] マスタースラッシュ : 静かにまた頷いて。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「?」

[メイン4] マスタースラッシュ : 小首を傾げ。

[メイン4] 藤丸立香 : 「?」
小首を傾げ

[メイン4] マスタースラッシュ : 「藤丸さんは留まらないんですか?」

[メイン4] マスタースラッシュ : 何処か一足飛びな質問をした。

[メイン4] 藤丸立香 : 「え゙」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あ、あーえっと…」
目が25mクロール自由形

[メイン4] マスタースラッシュ : 「気が外に向いているように見えます」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「ここに逃げ込んで、安堵しているようには見えません」

[メイン4] マスタースラッシュ : じっと、その目を見て。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「今にも駆け出してしまいそう」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「そう、何もかもを置いて」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「前へ」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「前へ」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「前へ」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「……そんな気がします」

[メイン4] 藤丸立香 : 「ええ、ああ あっと…」
不思議な人だなあ…

[メイン4] 藤丸立香 : 「その…何から答えれば良いやら…」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「危うい生き方です」

[メイン4] マスタースラッシュ : そっと、頬に手を伸ばす。

[メイン4] マスタースラッシュ : 女の手は、驚くほど熱を帯びていた。

[メイン4] マスタースラッシュ : この寒気の中でも、少しも冷えていない。

[メイン4] マスタースラッシュ : 人肌を保っている。

[メイン4] 藤丸立香 : 「わ、わ…?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「ッ!?」
熱い??寝てたよなこの人…高血圧…?チョコあげたのまずかったか?

[メイン4] マスタースラッシュ : 「何が、アナタをそうさせるんですか?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「え、ええっと…」
「今、やってる事で良いのかな…?」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「はい、構いません」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「興味があります」

[メイン4] 藤丸立香 : 「それなら…んー」
「ちょっとだけ出る、私の欲深さ 何だけど…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「特別性、かな?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「私って学校だと大分普通な方でさ…」
「運動はバレー部やっててちょっと出来るんだけど」
「勉強の方は真ん中行ったら良い方なんだよね…歴史は何か妙に強いんだけど なんでだろ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あ、友達も結構居るんだ、皆普通の人達」
「私も含めてただの人」
「でも…えーっと…あー…」
あっぶな 口滑る

[メイン4] 藤丸立香 : 「私がやれば出来る事があった」
「私にしか出来ない事があった」
「私がやらなきゃいけない事があった」

[メイン4] 藤丸立香 : 「友達の誰もが出来ない事を」
「私は出来たから、それをずっとやる」
「その行いがその…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「普通の皆と『何か』が遠ざかるとしても」
「私が出来る、私しか出来ないから」

[メイン4] 藤丸立香 : 「だから、かな?」
何となく持ってるそれを 凄い歪曲的に伝える

[メイン4] マスタースラッシュ : その話を、一つ一つ。

[メイン4] マスタースラッシュ : かみ砕くように、女はゆっくりと聞いて、毎度毎度頷いて。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「藤丸さんは、優しいですね」

[メイン4] マスタースラッシュ : にこりと、柔和に微笑んで。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「だけどそれは」

[メイン4] マスタースラッシュ :  

[メイン4] マスタースラッシュ : 「人柱、ですね」

[メイン4] マスタースラッシュ :  

[メイン4] マスタースラッシュ : そう、呟いた。

[メイン4] マスタースラッシュ : 窓の外の吹雪が、縁を叩いた。

[メイン4] マスタースラッシュ : カタカタと、音が鳴る。

[メイン4] 藤丸立香 : 「…………あ…………」
人柱…

[メイン4] マスタースラッシュ : 「アナタは」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「守る者の勘定に、自分が入っていませんね」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「優しいです」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「そら恐ろしいほどに」

[メイン4] 藤丸立香 : 「………その………」

[メイン4] 藤丸立香 : 「私がやらなきゃ、人の柱も立たない…って事が…あったので…」
「私が抑え込んでる間に、誰かが柱を建ててくれないかな…と」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「本当に?」

[メイン4] マスタースラッシュ : にこりと、笑う。

[メイン4] マスタースラッシュ : 「アナタは誰かが柱を立てるために苦しむくらいなら」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「その肉と骨を柱にするんじゃないですか?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「それはまあ、そうなんだけど………」

[メイン4] 藤丸立香 : 「でも、その時は何とかなるからさ」
「きっといつか何処かで…誰も傷まない」
「『みんなを幸せにする』柱が立つんじゃないかなって」

[メイン4] 藤丸立香 : 「そう思ってます」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「果てしない道ですね」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「天に至る寄り、遠くに見えます」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「西欧に伝えられる、天蓋を支える巨人すら……アナタは救おうとする」

[メイン4] 藤丸立香 : 「アトラス神の事?」

[メイン4] マスタースラッシュ : にこりと笑って、頷く。

[メイン4] 藤丸立香 : 「まあ、昔のお伽噺の事だから一概にこう!とは言えないんだけど…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「そろそろ持たなくても良いんじゃないかなって思うよ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「人類は地球を宇宙から定義出来たんだからね」

[メイン4] 藤丸立香 : 「もう神様とかじゃなくて、重力~とか」
「人の分かる物」

[メイン4] 藤丸立香 : 「人の力で、支えてるから」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「……」

[メイン4] マスタースラッシュ : じっと、顔を見る。

[メイン4] 藤丸立香 : 「な…なんでしょうか」
あっ神話この人そこまで詳しくないのに語っちゃったかも…?

[メイン4] マスタースラッシュ : 「素敵です」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「とても、素敵だと思います」

[メイン4] 藤丸立香 : 「そ、それはどうも…」
えへへ~

[メイン4] マスタースラッシュ : 「私も信じています」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「人の力を」

[メイン4] 藤丸立香 : 「そうですね!人の力はすごく強いですから!」

[メイン4] 藤丸立香 : 「…ま、まあ吹雪はなかなか止めれないんですけどね…」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「ふふふ」

[メイン4] 藤丸立香 : 「アハハ…猫の手も借りたいと言うか…」
「そう言えば、小泉さんは…」

[メイン4] 藤丸立香 : 「大分不思議な格好してるなあって…お肌凄い温かいし」
「そういう体質?なんです?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっ」手ぽん

[メイン4] 藤丸立香 : 「人の力!」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「藤丸さん」

[メイン4] 藤丸立香 : 「はいっ」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「アナタに会えてよかったです」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「ちゃんといるってわかりました」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「神秘と言う名の理不尽に挑める人が、ちゃんといるんだって」

[メイン4] 藤丸立香 : 「えっあっそれはどうも…?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「理不尽って結局やり過ごすとか、泣き寝入りとかですけど」
「やっぱそういうの嫌ですもんね!うおー!って感じで頑張ります!」

[メイン4] マスタースラッシュ : 「ふふ」

[メイン4] マスタースラッシュ :  

[メイン4] マスタースラッシュ : 「私もそういうの、超嫌だからわかります」

[メイン4] マスタースラッシュ :  

[メイン4] マスタースラッシュ : そういって、立ち上がり。

[メイン4] マスタースラッシュ : ゆらゆらとどこかへ歩いていく。

[メイン4] マスタースラッシュ : そして、大きな柱の角を曲がったところで。

[メイン4] マスタースラッシュ : ……その女は、完全に姿を消していた。

[メイン4] 藤丸立香 : 「あっちょっと待っ…!?」

[メイン4] 藤丸立香 : 「え、消えた…!?ゆ、幽霊だったりしないよね…?こんな場所で凄い不思議な人だったし!」

[メイン4] 藤丸立香 : 「…んーでも」

[メイン4] 藤丸立香 : 「人だったな」

[メイン4] 藤丸立香 : 「暖かかったし」

[メイン4] 藤丸立香 :  

[メイン4] 逸見 エリカ :  

[メイン4] 逸見 エリカ : ending『DreamRiser』

[メイン4] 逸見 エリカ :  

[メイン4] 逸見 エリカ : 書類を纏めて、ファイルに突っ込み

[メイン4] 逸見 エリカ : 日暮れを見届けて珈琲を啜る

[メイン4] 逸見 エリカ : 久しく座るのは、UGNのオフィスの一角で

[メイン4] 逸見 エリカ : コレまでのゴタゴタの後処理も含めて、始末書を書き終えた後だった

[メイン4] 逸見 エリカ : 「…はぁ、久しく真面目に書いたわね」
FHではそういう畏まった処理はないのだ

[メイン4] 逸見 エリカ : 「とはいえ、コレでやっと終わりっと…」

[メイン4] ヴェンデッタ : 軽やかにドアを叩く音を鳴らすと、そのまま入ってくる

[メイン4] 逸見 エリカ : 「…ん?」

[メイン4] サスケ : 「久しぶりの書類仕事はどうだ」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「ハーイ、復帰したと聞いて顔を見に来たわよ」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「…ッチ、冷やかしかしら?」

[メイン4] サスケ : ヴェンデッタの後ろから声をかけた後そのまま入り

[メイン4] 逸見 エリカ : 「やーっと終わったわよ、後処理も終わり」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「ご苦労様」

[メイン4] ヴェンデッタ : 祝いの品として、菓子類やら飲み物やらと適当に机に置いていく

[メイン4] 逸見 エリカ : 「コレで監査付きとはいえ元から現に戻ったところね」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「…多くない?」

[メイン4] サスケ : 「そうなるな、これからは再び…同じエージェントとして任務に出る事になるだろう」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「折角の祝い事だもの、多くて越した事はないわ」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「いーわよ、願ったら叶ったりね」

[メイン4] サスケ : 生憎とヴェンデッタのその感性は黒衣の男には理解できなかったようで少し首を傾げる

[メイン4] 逸見 エリカ : 「さっさと支部長のポストに座り直すまで…精々仕事しなきゃ」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「祝い事、ねー」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「適当に飲み食いする相手を確保する理由付け……かもね」ジュースを開けると、コップに注ぐ

[メイン4] 逸見 エリカ : 「仕方のないやつねえ…」

[メイン4] サスケ : 「祝い事だろう、仲間が1人戻ってきたのだからな」
特に何も手に取らずに

[メイン4] ヴェンデッタ : 「そう、祝い事なのでからもっと嬉しそうにしなさいな」
サスケに飲み物を押し付けながら

[メイン4] サスケ : 「…………」
渋々と受け取る

[メイン4] サスケ : 受け取るだけだが。

[メイン4] 逸見 エリカ : 「…ま、そう言ってもらえるなら祝われとくわよ」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「つっても、一応オフィスだから大きく飲み食いはしないけどね」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「さあ、年長者なんだから。もっと場の雰囲気を明るくしなさい」
「私は余所者で、エリカは帰ったばっかりなんだから」
いそいそと皿を出しながら、サスケをせっつく

[メイン4] 逸見 エリカ : 「何準備してんのよ」
ぺしりと叩いて

[メイン4] サスケ : 「コイツも言っている通りオフィス内で無理にやることでも無いだろう…」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「汚したらめんどくさいんだけど」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「きゃうっ」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……そうかもしれないけど」

[メイン4] サスケ : 論点をずらそうと試みる
生憎とそう言った雰囲気を作るのはとても苦手だ

[メイン4] 逸見 エリカ : 「気持ちはわかるけど、そーしたいなら…仕方ないわね」

[メイン4] 逸見 エリカ : 携帯を取り出して

[メイン4] ヴェンデッタ : 「あら!」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「ふっつーに飯屋くらい予約するから仕事の後にしてっての」

[メイン4] サスケ : 「……む」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「積もる話にしても、ここじゃあ嫌でしょ?」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「ああ、それはいいわね。」

[メイン4] サスケ : 「……フッ」
わずかに口角を上げて

[メイン4] ヴェンデッタ : 「それじゃあ、年長者らしい所はその時に見せてもらうわよ、サスケ」

[メイン4] サスケ : 「そうだな、『非日常』のこの空間でやるものでも…待て、何を期待している」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「後のお楽しみよ」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「…ふふ、まー精々ね」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「…じゃあ、さっさと仕事終えるからそーいうのは後にしなさい後に」

[メイン4] ヴェンデッタ : 「はーい」

[メイン4] サスケ : 「……ああ」

[メイン4] サスケ : そうして、踵を返そうとして

[メイン4] サスケ : 「よく戻ってきてくれた、UGNに」

[メイン4] 逸見 エリカ : 「…アンタのおかげよ」
にこりと、一瞬だけ笑い

[メイン4] サスケ : 「そして」

[メイン4] サスケ :  

[メイン4] サスケ : 「お帰り、日常に」

[メイン4] サスケ :  

[メイン4] サスケ : 今度は僅かとは言わず口角を上げ
それだけ言って、そのまま部屋を後にする

[メイン4] ヴェンデッタ : 「……意外、本当に大人らしい事言えたのね」目を丸くして隣を歩いていった

[メイン4] 逸見 エリカ : 「……ったく、らしいんだからしくないんだか」
とは言いつつ

[メイン4] 逸見 エリカ : 「…ま、そこらへんも感謝しとくから」
手を振って、机に向き合い

[メイン4] 逸見 エリカ : 「………日常、ね」
並べられた菓子と、窓の外を一瞥し

[メイン4] 逸見 エリカ : 「手放してたのは賢くなかったわね、ホント」
頬杖付いて、苦笑いしつつもそう呟くのだった

[メイン4] 逸見 エリカ :  

[メイン4] 逸見 エリカ :